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このケーキが150円?このコーヒーが300円?・・・それを展覧会限定カップ&ソーサーで味わえて、ワンコイン以下・・・? ※このページ、めちゃくちゃ文字情報が多いんですけど、それだけ本気なので頑張って全部読んで下さい!
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明治維新150年に合わせ、それを意識した作品に加え、毎年開催している呈茶席を、今回は文明の薫りを感じる「喫茶席」に。 |
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コーヒーの歴史は、船便での輸送における鮮度保持との戦いの歴史だと伺っています。 ブルーマウンテンが流行るまでは、日本人にとって一番美味しいコーヒーはインドネシア産のマンデリンでした。 輸送に関して地理的に一番近かったので、比較的良い状態で豆を輸入できたのが主因ですね。とはいえ、輸送の段階で豆の鮮度は低下し、精製段階でのピッキングもほとんどされていませんでしたから、フレーバーの特徴を感じやすい「浅煎り」の焙煎に耐えられなかったので、必然的な理由で「深煎り」になっていきました。 明治時代に飲まれていたコーヒーはインドネシアのほか、移民事業の関係でブラジルからの輸入も多かったようです。明治40年代には需要に見合ったブラジルの豆が輸入されコーヒーの大衆化の一助となったとのこと。船便での品質保持の関係上、焙煎はやはり深煎りだったと推測されます。 今回は、マンデリンだけでは冒険しすぎる感じもしますので、明治のコーヒー文化を再現しつつも、現代の幅広い年齢層のかたに「おいしい」と思って頂けるよう、「マンデリン・リントン」と「ブラジル・サントスNo.2」でブレンドしてみました。
「ふとりねこ焙煎所」でのハンドピックは、焙煎後に一つのロットを3回繰り返してピッキングを行います。
生豆の状態だけでは見落とすような欠品も焙煎後には判別できる事がありますので、必ずこの工程を経て製品としてリリースしています。一粒一粒丁寧にピッキングしていますので、時間も掛かりますが品質は保証できます。
丁寧な手作業を経て皆様のお口許に届いていることをお伝えできれば嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
矢ヶ部 孝志 |
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【コーヒー用語豆知識】
●スペシャルティコーヒー
生産されている土地から人、収穫後の生産方法、買い付け、流通、焙煎、抽出―、つまり「コーヒーの生育からカップに入れて提供されるまで」全ての工程でプロフェッショナルによるチェックが入り、徹底した品質管理がなされたコーヒー豆のこと。このような厳しい基準から、スペシャルティコーヒーと呼ばれるコーヒーは、全世界で生産されるコーヒーのうち0.5%以下しかない。 |
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「芳醇で濃厚なオリジナルブレンドのコーヒーには何が合うのか?」いろいろ考えて試しましたが、行き着いたのは「長崎堂のバターケーキ」でした。 振り返ってみれば、どんなものでも、食べ物というのは最終的には「シンプルで高品質な原材料ありき」です。あれこれ手を加えたものは、確かに珍しく、目も惹きますが、「一番美味しいもの」ではない。プリンとかもそうですよね。結局のところ、昔ながらのレシピで、材料を吟味して、それをたっぷり贅沢に使って作られたものが一番美味しい。長崎堂のバターケーキは、正にそれです。口にした瞬間「あーー、これは、いい材料をふんだんに使ってシンプルに作ったものなんだろうな、これはもう、美味しいとしか言えない」と衝撃を受けました。頭に普段浮かばない単語「滋味」が自然と浮かび、「これは、滋味、おいしいだけじゃなく、栄養もたっぷりなんだろうなぁ・・そうとしか思えない」というか、理屈ではなく、まず先に舌、体が「おいしい」と感じました。 長崎堂のバターケーキの歴史は1961年からで、もうすぐ誕生から60年。今回の「明治維新150年」とは、年代で言えば合致しません。 ちなみに、コーヒーについてくる「お好みでどうぞ」のミルクですが、ここにもこだわります。一般的なポーションは乳脂肪分5%、「生クリーム仕立て」を謳う高級タイプでもせいぜい乳脂肪分は20%程度です。今回私たちがご提供するのは「乳脂肪分45%」のもの。そのままケーキの生クリームにも使えるレベルのものです。いろいろ試したのですが、これも「変なミルク臭さがなく、コーヒーの味を損なわず、入れることで、まるで別の美味しいコーヒーに変わったような味わい」を実現したのはこの45%だけでした。普段牛乳を入れていらっしゃる方、植物性のポーションをお使いの方、全く違う味わいですので、今回ご提供させて頂くコーヒーには、半分飲んだあたりでミルクを入れて、 是非その変化を楽しんで頂ければと存じます。 |
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つまり、長々と書いてしまいましたが、総括しますと・・・・ ・陶器に興味はあるが、コーヒーには興味はない→見に来てください ★肝心の価格につきまして、最初にも書いてありますが、限定コーヒー(1868ブレンド)300円、バターケーキ150円です。 といったところです。陶磁器の展覧会ですが、私たちはどちらにも全力で取り組んでおりますので、是非楽しんで頂ければと存じます。 ●そもそもどこでやるの?→「京都陶磁器会館」です。清水寺の近くですので、周辺にも見どころが沢山! ●いつからいつまで?→2018年11月23日(金)〜28日(水)です。 ●時間は?→10:00〜18:00までやっています。 ●「京都色絵陶芸展」とか、お茶だけしたいけど敷居高くない?→高くないから! ●京都陶磁器会館の前まで来たけど。。なんか喫茶やってなくない?→やってるから!外から奥の方見てみて!入場無料だから入ってきて!
※掲載に関しましては「長崎堂」様、「ふとりねこ焙煎所」様にご許可を頂戴しております。 |
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京都色絵陶芸協同組合/Kyoto Coloured Picture Pottery Cooperative All rights reserved |